私も娘もとにかく食べることが好きです。
海の幸、牡蠣、大衆居酒屋の酒の肴からエスニックやフランス料理まで・・・
お酒も大好きな呑兵衛の母娘、食事後アテをつまみながら一緒に飲むこともあるけれど、映画も大好きなのでつい『U-NEXT』や『Netflix』に手を伸ばしがち。
旅はそんな2人を日常から解放してくれます。
普段はあえて話さないような ふとした会話ができるのも旅の楽しみのひとつ。毎日顔を合わせている親子なのに、知らない一面を発見なんてことも。
娘も社会人になれば、仕事が忙しくなり、なかなか旅行もゆっくりできないかもというわけで訪れた古都金沢への母娘の旅、なかなかハードな行程になりました。
予約
新幹線や飛行機と宿泊施設をバラバラに予約してもいいですが、セットプランで安くなる場合も多いです。
トリバゴ等のサイトなどで色々な旅行会社のプランの金額の比較をしながら選ぶのもおすすめ。
ただ、旅行会社のセットプランの場合は、比較的早くからキャンセル料が発生する場合が多いので注意が必要です。電車の時間、宿泊施設などの変更もできない場合が多いので、慌てずによく検討してからの予約が大事。
また、2泊別の宿泊施設の場合は旅行会社により予約ができない場合もありますが、1泊目の宿泊施設を決めて、帰りの日程を1日後ろにずらし2泊目は自身で直接予約することで設定できることもあります。この場合も変更できない場合が多いので、予約確定の前にしっかり確認することが大事です。
おすすめプラン
1日目 山中温泉〜山代温泉
金沢駅に着いたら、金沢駅から加賀温泉駅まで特急で向かいましょう。
加賀温泉駅からはバスで温泉地に向かいます。10分〜30分で到着しますが、本数が少ないのであらかじめ時刻表を調べておくことをおすすめします。
加賀温泉駅から山中温泉まで30分ほどで到着します。
山中温泉 鶴仙渓
芭蕉が称賛した鶴仙渓という渓谷沿いの遊歩道があります。風情のあるあやとり橋などを眺めながらゆるりと散歩し鶴仙渓の川床で加賀棒茶と川床ロールを頂きながら一休み。
なんとこの川床ロールあの「和の鉄人」で有名な道場六三郎氏監修の特別なデザートなんです。
川のせせらぎの音をBGMに風情ある席でいただくしっとりと繊細なお味の甘味は絶品。
こおろぎ橋あたりでゆげ街道に出れますので、街道沿いのお店を見ながらぶらぶらするのも楽しいです。街道沿いにはバス停がありますので疲れたら、バス停からバスに乗りましょう。
もし時間に余裕があったら、「ゆのくにの森」も面白いと思います。
こちらでは、11の館で50種類以上の伝統工芸体験ができ、世界に1つしかないオリジナル作品を作る事ができますよ。
ゆのくに天祥
観光が終わったら、宿泊施設に入りゆっくりと。そのまま山中温泉の施設で宿泊してもいいですし、バスで20分ほどで山代温泉にも到着します。
山代温泉は比較的大型の旅館やホテルが多く、修学旅行の利用も多いですが、室数が多く温泉の泉質が複数あるなど設備の立派な施設が多いです。
今回は山代温泉の「ゆのくに天祥」に泊まりました。こちらのお宿は特に温泉が素晴らしい。
2種類の源泉を引いていて、お風呂もいくつもあり、私の大好きな露天風呂も、石風呂、五右衛門風呂、桶風呂が楽しめ、情緒ある庭園を眺めながらの大きな内湯もおすすめです。
お風呂上がりには、ロビーで無料でドリンクやお饅頭やゼリーをいただけるサービスもありました。
卵に好きな目印の絵を描いて玄関前の温泉に40分ほどつけておき温泉卵を作れるサービス、童心に返ったひととき。
客室も綺麗でお食事も非常に手が込んでおり存分に堪能できました。
一方、山中温泉はこぢんまりした昔からの伝統のある静かな旅館が多いです。
風情のある鶴仙渓沿いの旅館も多く静かでお部屋から鶴仙渓を眺めながらくつろぐのもおすすめ。
祖母の法要で幾度か山中温泉は宿泊した事がありますが、街のそぞろ歩きも楽しい温泉街 こちらもおすすめです
2日目 金沢市内観光
金沢駅
宿泊施設で朝食をいただいたら、バスで加賀温泉駅に向かい、そこから特急で金沢駅に向かいましょう。
金沢駅はアメリカの旅行雑誌で世界で最も美しい駅14選で日本で唯一6位に選出されたこともある美しい駅です。
金沢の伝統芸能である加賀宝生の鼓をイメージして作られた”鼓門”を見たら、バスで5分の近江町市場へ直行。
近江町市場 もりもり寿司
海鮮が食べられるお寿司屋さんや海鮮丼のお店が連なり、新鮮な海の幸や地元産の野菜や果物が豊富に揃っていて、その場で食べられる生牡蠣なども店先に並んでいます。
今回はもりもり寿司でお寿司を頂きました。新鮮で金沢ならではのネタが豊富に揃います。価格も良心的で、のど黒なども頂き大変美味しかったです。
そのあとは、またバスに乗り、金沢21世紀美術館へ行きます。
金沢の街は意外とこぢんまりしておりバスの便も良いため、不自由なく移動ができるのが車を運転しない身にはありがたいですね。
金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館は現代アートの美術館。
この時期は映像作品の展示物が多く、人それぞれの感性で鑑賞する作品が多数。
じっくり堪能するのであれば、長めに時間をとって計画をされることをおすすめします。
兼六園
そのあとは歩いて数分の兼六園へ行きましょう。
日本三名園として有名で、国の特別名勝に指定されています。築山や池などが見事に調和して美しい景観を作り出しています。のんびり歩いて日本らしい和の庭園の良さを堪能しましょう。
兼六園を後にしたらバスに乗り、ひがし茶屋街に向かいます。
ひがし茶屋街
情緒ある茶屋街には、可愛い小物のお店や、美味しそうな甘味屋さんが並びますので目移りしてしまいますが、夜ご飯のことも考え食べすぎないようにしなくては(汗)
むらはたの金澤プリンパフェは九谷焼きのお皿の上に金箔の添えられた芸術的な美しいパフェ。もちろんお味のハーモニーも完璧です。
そして茶屋街の中程にある別の茶屋で加賀棒茶の氷をいただきました。加賀棒茶は香ばしく香りが良いのが特徴。氷はふんわりしているので、口の中が冷えすぎることもなくサラッといただけます。
金沢の伝統の焼き物九谷焼の食器などのお店もあります。箸置きやお猪口、小皿等も素敵ですので、思い出に購入してみてはいかがでしょうか。
そぞろ歩きも疲れてきたら、夕食に向かいましょう。
人気のお店は予約必須です。早めに予約をとっておきましょう。
酒と人情料理 いたる
私たちは「いたる」さんというお食事屋さんでいただきました。
地酒の飲み比べやお刺身の桶盛り、のど黒の煮付け、岩ガキ、白エビのかき揚げ、珍味三種もり(美味しくておかわりしちゃいました)、金時草のおひたしなどをいただき、大満足。
三井ガーデンホテル金沢
ホテルは三井ガーデンホテル金沢。
こちらのおばんざい朝食ビュッフェはおすすめですので、是非朝食付きプランで予約をおすすめします。
3日目
金沢城公園
とうとう最終日。朝食をいただいたら、金沢城公園に向かいましょう。
朝少し欲張って食べすぎたので、しっかり歩いて消費しないと💦。というわけで、かなり広々としていますが、一部を除いて無料ですので、しっかり見学してまわります。
近江町市場 市場寿し
しっかりお腹を空かせたら、また昨日の近江町市場へ行きました。
どうしても海鮮丼は食べたい・・・
というわけで市場寿しというお店でいただきましたが、なかなかインスタ映えする見事な海鮮丼でした。もちろんお味も満点です。
お昼をいただいたあとは長町武家屋敷跡に向かいます。
長町武家屋敷跡 野村家
江戸時代にタイムスリップしたような通りを歩きながら、武家屋敷跡野村家へお邪魔します。
こちらは加賀藩の重役を歴任した名家・野村家の屋敷跡。山水画を施した襖や総檜造りの各天井も素晴らしいですが、何と言っても見どころは曲水や古木を配し米国の庭園専門誌の日本庭園部門で第三位と世界からも評価されている庭園
こちらでは、2階のお部屋でお抹茶を頂きながら素晴らしい階下の庭園を堪能することもできます。
菓ふぇMURAKAMI
そしてさらにその向かいの菓ふぇMURAKAMIさんのスイーツに一目惚れ。
そろそろ旅も終わりに近づいてきてしまいました。
金沢おでんのお店「黒百合」
最後は駅ビルの中の金沢おでんのお店「黒百合」さんでおでんやどて焼をいただいて、新幹線や飛行機で帰途につきましょう。
まとめ
母と娘の金沢旅行をご紹介させていただきました
今回の旅はお友達との旅行や三世帯での旅行にもおすすめのプランです。
金沢は交通の便がよく、見所が集結しているので観光に大変便利です。
温泉地に行かなければ1泊でも十分楽しめるかと思います。
金沢は冬はカニもおすすめだそうですので是非ご旅行の計画をたてられてみてはいかがでしょうか。
下記にてさらに詳しく動画もアップしていますのでよろしければご参照ください。