【箱根1泊2日】夏の箱根はちょっと優雅にオリエント急行でティーブレイクはいかが?

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都心から1時間ちょっとで到着できる箱根。

近いからと侮るなかれ、壮大な自然を感じるスポットから芸術を愛でることのできる数々の美術館、グルメの舌も唸らせるレストランまで極上のスポットが多数点在している老若男女満足できること請け合いの観光地だ。

秋の紅葉やススキをはじめ、薔薇や紫陽花など季節によってもその自然のまとった空気感や土地の装いをガラッと変えてくるのも魅力のひとつ。

今回はお盆時期の暑い夏の箱根に伺った。

台風の影響も懸念される天気でもあったため、比較的室内での観光が多くはなったが、優雅な気分に浸れた大満足の旅となった。

よければ参考にしてみて欲しい

目次

1日目 大涌谷〜箱根神社

大涌谷

1日目は筆者にとってはここへ行かないと箱根に行った気がしないと箱根旅行では必ず行く大涌谷。

小田原から伊豆箱根バスで早雲山まで乗りそこからはロープーウェイで大涌谷へ向かう。

岩肌からあちこち噴煙が上がり硫黄により植物が枯れ荒廃したその様子は迫力満点。

約3000年前の水蒸気爆発による山崩れと火砕流の後、現在も火山性ガスが立ち込める大自然の威力を見せつけられるスポットだ。

よく晴れている日には富士山を遠くに望むこともできる

黒たまご(4個500円)を食べて、地蔵尊に手を合わせるのが筆者おきまりのコースだ

こちらの地蔵尊は昔弘法大師が大涌谷の地獄のような風景に心を痛め地蔵菩薩を作り祈願したのが始まりと言われ、延命子育ての地蔵とも言われているそう。

大涌谷に別れを告げたら、再びロープーウェイに乗り桃源台へ

桃源台からは海賊船に乗り元箱根港に向かおう

海賊船 桃源台から元箱根へ

船はやはり甲板で湖を眺めながら乗るのがおすすめ。

紅葉の時期には湖の周りの山々は一面カラフルな色彩に彩られ絶景を満喫できるので秋にもぜひまた訪れたい

今回は暑いながらも、甲板を横切る夏の風を肌で感じながら、元箱根まで向かい下車しよう。

Bakery&Table箱根

ランチにおすすめなのはここBakery&Table箱根。元箱根港から徒歩2分で到着なのも嬉しい。

なんといってもこちらのおすすめは、広く大きな窓から一面に広がる芦ノ湖の絶景を眺めながら食事ができる心地よい空間だ。

なんと芦ノ湖温泉の足湯に浸かりながらパンやドリンクをいただけるテラス席もあるそうだ。

この日はあいにくの雨模様。

3階のレストランに向かうことにしよう

こちらの人気メニューはビーフシチューとパンのセットやホットサンドセットとのこと。

今回はビジュアルで強く惹かれたホットサンドセットをいただくことにする

ホットサンドの具材はインドカレーとトマトやチーズで味つけられた具材の二種。

どちらも溢れんばかりに入っており、それぞれ2切れづつ提供されるのでかなりのボリュームだ。

パンのクオリティーはもちろんのこと挟まれた具材の調理もぬかりなく、仕切りのない一面のガラス窓からの眺望によって日常から解放される心地よい空間を加味すれば、3000円弱の価格設定も決して高いものではないだろう。

窓から想像する空模様はかなりあやしげだが、目的の箱根神社に向かうことにする

箱根神社〜九頭龍神社

Bakery&Table箱根から10分ほど芦ノ湖畔を歩くと、海の中に佇む箱根神社の鳥居に到着だ。

こんな台風の影響で雨風が心配な空模様でも、外国の方を中心に30分ほど撮影を待つ列が続く。

こちらは今Instagramなどで湖面に立っているような神秘的な写真が撮れると人気のスポットなのだそうだ。

インスタ映えを狙う歳でもないとは思いながらもせっかくなのでと列に加わる。

ここから階段を登れば本殿に到着だ。

箱根神社をお参りした後はすぐ隣の九頭龍神社新宮へ

9匹の龍の口から勢いよく水が流れ出ており、この水は龍神水といわれ不浄を洗い清めて開運につながるそう。

特に恋愛運が上昇すると話題になっているそうだ。

この後は、また元箱根港に戻り目の前の成川美術館へ

成川美術館

入り口から3本ほどのエスカレーターを上ると成川美術館の入り口だ。

日本画の展示室が4部屋ほどあり、美術館に収納されている絵画の中から、その時々で違う絵画が展示されているようだ。

日本絵画の他にも象牙の彫刻や万華鏡などもみることができる。

絵画も素晴らしいが美術館からの眺望が素晴らしい。

ゆったりとした椅子が用意され、無料でもその風景を堪能しながら寛ぐこともできるが、カフェや庭園などもありそちらもおすすめだ。

いよいよ、今夜の宿に向かおう

ゆとりろ庵

本日宿泊するのはゆとりろ庵。

車を運転しない筆者には、中強羅からも徒歩で近く、強羅駅からも送迎があるのは非常にありがたい。

にこやかで感じのいい運転手さんの送迎バスでゆとりろ庵に到着。

チェックインはあらかじめ送られてきたQRコードで行う。

その後フロントで食事の時間や場所を説明してくれる。

フロント前のソファーでは、無料でWelcomeのコーヒーやワイン、なんと自分で注ぐことのできるビールサーバーまで設置されているからこちらで一息ついてから部屋に向かおう。

本日予約しているのは6畳の和室。

施設自体は古いものの部屋は清潔で古さはあまり感じない。

部屋からはちょうど木々の緑を見ながら寛げるよう、窓に向かって椅子が2脚設置されている。

予約した貸切露天風呂は洗い場が1つあり湯船は大人の平均的な体格の女性であれば3人ほど入れるほどの大きさ。

熱い湯が苦手な筆者には温度調節のための蛇口が付いているのが嬉しい。でも今回は調節しなくてもちょうどいいお湯加減。

露天風呂は木々に囲まれ、ほっと一息できる空間が広がる。

この後はお待ちかねの夕食だ。

上記は特選会席だがこれ以外にも豚バラの煮物やデザートもつき十分なボリューム。

比較的若いお客さんが多いようにお見受けしたので、バーニャカウダ、ブイヤベース、カルパッチョなどの洋風料理や肉料理が多めなのは喜ばれるだろう。

敷布団は自分でひくシステム。

少し敷布団は薄めだが、普段から敷布団の筆者にはさほど硬さは感じなかったが、人によっては硬いと思われるかもしれない。

2日目 美術館巡りとオリエンタル急行車両でのTea Time

朝食を済ませたら、バスでラリック美術館へ向かおう

ラリック美術館に到着したら、今回の一番のお楽しみであったオリエンタル急行車内の乗車体験を予約する

オリエンタル急行車内でTea Time

パリと南フランスを結ぶコート・ダジュール特急として実際に使用されていたその車両は、ラリックにより計算され尽くした幻想的な光のゆらめきが美しい装飾が施され、豪華でかつ洗練された美しさ。

オリエンタル急行殺人事件の映画を観てこんな列車で移動する旅憧れていたなあ。

今日は列車で旅するわけではないけれど、しばし優雅な時間を楽しもう。

こちらでは事前に注文した、ドリンクとクレームブリュレにフルーツが添えられたスイーツが提供され、45分ほど、優雅な時間を楽しむことができる。

ラリック美術館

降車した後はラリック美術館の見学。

型にはまらない自由な表現を施されたラリックの数々の作品は艶かしく美しくもありまた斬新で驚かされる。

一回りして、こちらの美術館の敷地内のレストランでランチをいただくことにする

エモア・テラス by温故知新

メインを1品選び、デリとデザートはビュッフェで好きなものをいただける

メインは骨付きの鶏肉

こちらは柔らかくほろほろ

デリも美味しいが、スイーツが絶品。

スイーツの種類も豊富だが、その一つ一つが非常に丁寧に作られ手の込んだ仕上りだ

3人のパティシエが作っているそうだ

ケーキやグラス入りのムースなどのほか、ガナッシュや洋酒入りのチョコレートなどもかなりの種類が並び、またビジュアル的にもかなり凝っていて味覚だけでなく視覚的にも楽しませてくれる

この後はバスでポーラ美術館に向かおう

ポーラ美術館

霧が濃く立ち込めるポーラ美術館は幻想的な世界観を感じさせてくれる

今期の企画展は日本画。

企画展以外にも非常に有名なモネやルノアールの作品も並ぶ。

収納されている作品は多いので、訪れるたびにまた違う作品の展示に出会うことができそうだ。

子供から大人まで楽しめる森の散歩道には彫刻作品を見ながら40分の遊歩道を歩くことができる

今回は天候が悪いのでまた次回の楽しみに取っておくことにしよう

箱根湯本でお土産を買おう

帰りは箱根湯本でお土産を探そう

お店が並び、温泉まんじゅうや揚げかま他お菓子なども豊富に揃うので、つい買いすぎないように注意しなくては。

まとめ

箱根は旅館からホテルまで宿泊の選択肢も多く、また地域によっても標高差もありそれぞれに違った雰囲気が楽しめるのも魅力だ

また違った季節、違ったルートで旅してみると楽しいだろう

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