京町家に泊まる贅沢

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風情のある魅力的な観光地の多い京都。昔ながらの暮らしを感じられる今人気の宿京町家に滞在してみるのはいかがでしょうか?

平安時代、商人たちが、通りで商売を営んでいた京町家。 夏は暑く冬は寒い京都で厳しい自然の中で暮らす知恵が詰まった建築様式。 

京都の町家は1200年に渡り伝統的なものと新しいものとを上手に折り合いをつけながら常に変化をし続けてきました。 

そんな町家に魅入られて今回宿泊させていただいたのは、一棟貸しの「京町家 八重家 といち町」。 

予約を入れると、鍵の暗証番号がメールで連絡され面倒なチェックインの手続きはありません。時間指定もないので、お夕食を外でいただいてから到着しても良い気配りが嬉しいですね。 

道に面した土壁に配された格子戸の横におろされた藍色ののれんをくぐり玄関扉を開けて中へ入ると、そこには玄関から奥へなが〜く続く土間が。家の中に光や風を取り組む先人の知恵です。

 その奥にはライトアップされた坪庭。坪庭だけに小さいですが、芸術的とも言える素敵な植栽にしばし見惚れてしまいます。 

床の間をあつらえた本格的な奥の和室から坪庭を眺めながらお茶を嗜むならぬ夜酒を一杯。あ〜幸せなひととき。 

一階入り口横のダイニングには洒落た椅子とテーブルが配され、調理器具や食器類も豊富に揃いもちろんTVも。 

明日は食材を持ち込んで朝食を作りながら作戦会議をしよう。 

2階に登る階段は町家ならではの狭くて急な階段。 

頭をぶつけないように注意しながら上がると2階からは東山の山々を遠くに眺めながら美しい鴨川の流れの音を聞けるなんとも贅沢なロケーション!これは絶景です。 

町家カルテにも認定されている古い町家の良さを残しつつ、家具や調度品、カーペットは新しくセンスのいいCasinaやMUNIが使われ、非常に贅沢な気分にさせてくれます。 

BOSE社のオーディオシステムが設置され、のんびり音楽を聴き読書等をしながら過ごすのもまた至福の時間。 

隣には2ベッドの寝室。こちらもホテルライクなふわふわの寝心地。 

強いて言えば、急な階段と階段の上の天井の低さ、歩いた時の振動でガラスの引き戸がガタガタ音をたてますが、これも町家ならでは。気をつけつつ昔の暮らしに思いを馳せることにしましょう。 

各種調理器具が揃い自炊もできますが、先斗町方面にも歩いていけるロケーション。 夜はふらりと出かけるのもいい。  

夏には鴨川沿いに川床で食事できる店が並ぶので、予約して出かけると良いでしょう。 

和食では「魯ビン」その後カクテルなどがいただけるバー「アトランティス」に伺い、どちらも川床のお席をご用意していただき、鴨川の夏の風を感じながら、優雅な時間を堪能でき大満足の夜を満喫しました。 

お好みの町家を見つけ宿泊してみてはいかがでしょうか? 

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