まるで南国の海?大森ふるさとの浜辺公園で気分爽快、冬の「ふるはま」で青空も浜辺も独り占め

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遠くに行く時間はないけれどリゾート気分を味わいたい!そんな時にぜひおすすめしたいキレイな白い砂浜のある大森ふるさとの浜辺公園。京浜急行平和島駅から徒歩15分ほどで行くことができます。

都心の海と侮るなかれ、ここは南国?と錯覚してしまうくらい美しい白い砂浜と遠浅の海が広がり、強い日差しをほどよく遮ってくれるタープが張られたベンチで寛げば、日頃の些細な悩みも一気に吹き飛び開放的な気分になること間違いなしです。

海といえば夏と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ここ大森ふるさとの浜辺公園は寒い時期もとてもオススメ。

夏に行ったことがある方はファミリーなどで賑わう浜辺を思い出されるかもしれません。でも季節ハズレのこの冬の時期は人もそれほど多くなくのんびりと心を解放するにはぴったり。

後ほど詳しくご紹介しますが、この時期特有の風景が広がり、期間限定のイベント海苔つけ体験なども行われています。

沖に見えるのはリゾートホテル?とつい錯覚してしまう

天気のいい日には波も無くて穏やかな海を眺め、穏やかな海風に吹かれながら、ベンチや広い芝生でのんびりお弁当を広げるのもまた乙なもの。

ビーチだけどガツガツしていない、といってサビれているわけではないセンスのいい都会的な雰囲気の漂う海岸で、地域の人々が自分の好きな場所で自由に寛ぎ、時には鼻歌を口ずさみ、砂浜に寝そべったりしながら、思い思いにリラックスした時間を満喫。

この時期ならではのなんとものどかな心地よさがたまらないのです。

レストハウス

レストハウスや売店もありますが、売店は土日祝日やシーズンのみの営業で、それ以外の平日は飲料の自動販売機のみでした。

この冬の時期、水辺や砂浜では多くのキュートな鳥たちに遭遇。こちらの海岸ではササゴイやコアジサシ、イソシギ、ヒドリガモ、ユリカモメ、コサギなどがみられるそうですよ。

子供達なら安全な遠浅の海の浜辺で砂遊びなど存分に遊べ、皆大好きな全長30mのローラースライダーもあります(ちなみに大人でも余裕で滑れました)。上に登ってみるとなかなかの見晴らし!

芝生広場も広いですし、体力が余っていたら近くにはフィールドアスレチックで有名な平和の森公園もありますので是非チャンレンジを。そちらは幼稚園生でも十分楽しめてかなり挑戦しがいのあるアスレチックでおすすめです。

こちらの大森ふるさとの浜辺公園は、砂浜以外にも磯もあるので、カニなどを探して生き物探検をするのも楽しそうです。

キレイな海水。生き物は見つかるだろうか?

運動不足の方やランニングの好きな方におすすめなのは、整備されたランニングコース。隣接する平和の森公園まで回ると3キロまたは5キロのコースを走ることができます。

暑くないこの時期は特にオススメ。木漏れ日が差し込むなか、季節の移ろいを感じながら、鳥の鳴き声をBGMに新鮮な冷えた空気に満たされ海を見ながらのランニングは気持ちのいいことでしょう。

木々のマイナスイオンは免疫もアップし自律神経も整うといわれているので健康面でも期待できるかもしれません。

そしてこの時期だけ見られる特別な風景とは?

冒頭でふれましたが、10月から4月の間、海辺では海苔づくりの様子を見ることができます。昔の技術を継承するために、竹ひびや海苔網を立てて実際に海苔の養殖を行っています。

海苔の養殖の海苔網と竹ヒビが設置されている 

かつてこの地域は海が広がり海苔の養殖が非常に盛んでした。江戸時代の半ば頃から始まり遠浅で栄養たっぷりの海から取れる海苔は味、量ともに日本一。ところが高度経済成長期の埋め立てで残念ながら生産が終わってしまったのです。

地域のシンボルだった海苔の文化を伝え興味をもってもらうために地域の人々が歴史を伝える活動を続け、この大森ふるさとの浜辺公園は誕生しました。

大森ふるさとの浜辺公園に隣接した大森海苔のふるさと館では全長13mの海苔舟が展示され、国指定の重要有形民俗文化財の貴重な資料の展示のほか、ビデオでかつての海苔の生産の様子を学び、ライブラリーで海苔に関する情報を調べることができます。

大田区に唯一残る海苔  

また予約制で季節の期間限定体験イベントも開催。

特に海苔の収穫時期の秋から冬場のこの時期は海苔つけ体験が多く開催されています。初めての海苔つけ体験は小学生から参加できます。伝統の手法で生海苔を海苔つけや海苔乾しなどしながら板海苔に加工する体験ができ、完成した乾海苔は郵送で送ってもらうことができます。

それ以外の季節は、生き物探検や工作のほか夏季は自由研究に役立ちそうな催し物もあるので家族で予約して体験しても楽しそうですよ。

3階の休憩室には、テーブルや椅子があり、自動販売機で飲料を購入して休憩することもできます。

大森には数多くの海苔店が現在も営業を続けていて、その中でも120年以上続く老舗の守半海苔店に寄ってみました。焼き海苔以外にも、海苔茶漬け、ひしお煮、ちょっとしたプレゼントに使えそうな少量のパックなどもあり、お手頃価格のものからちょっと高級な焼き海苔まで品揃えは豊富でした。

そして、大森駅前のロータリーを渡るとそこには守半海苔店さんの海苔茶漬けの自動販売機が。さすが海苔の街大森ですね。

リゾート気分を味わいたくなった時、ちょっと心を解放したくなった時、そんな時にはキレイな白い砂浜と海を眺めながら、いにしえの大森に思いを巡らせ心を癒されに大森からほど近い平和島の海に訪れてみてはいかがでしょうか?

【大森 ふるさとの浜辺公園】

・住所  :大田区平和の森公園2番2号、ふるさとの浜辺公園1番1号ほか

・アクセス:京急平和島駅から徒歩15分

JR大森駅から平和島循環バスで平和島五丁目下車徒歩3分

・開場時間: ふるさとの広場エリア:午後9時に公園門扉閉鎖

浜辺エリア     :午前5時30分〜午後9時(12月29日〜31日までは閉園)

  ※予約制でビーチバレー場やフットサルも利用できる。

※マリンスポーツは利用登録が必要。

【大森 海苔のふるさと館】

・住所  :大田区平和の森公園2番2号

・アクセス:京急平和島駅から徒歩15分

       JR大森駅から平和島循環バスで平和島五丁目下車徒歩3分

・開館時間:午前9時〜午後5時(6月〜8月は午後7時まで)

・休館日 :第3月曜日(祝日の場合は翌日)

       年末年始(12月29日〜1月3日)

【守半海苔店】

・公式HP:https://morihan.jp

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